７ｍｍの皮内針１本で花粉症を抑えてきて、解放されたかと思ったら、子育て中のカラスに気をつけなければならない季節になりました。杖とかカサを持っているとカラスが警戒するのでいいかも。核のカサというものがありますが、カサの中に放射能がたまる一方では、事故、事件や災害が引き金になって大事になる危険はないのでしょうか。戦争の抑止力としては核のカサよりも日本国憲法、特に９条によるところが大きいと私は思います。ところが、今の日本の政治状況はマスコミも含めて、このタガをはずそうという動きになっています。（これを戦争翼賛会と呼びたい）こういう流れに対する抑止力が働かないと、私たちは再び高い授業料を負担する羽目になります。９条だけ変えられたら目的を達するのだけれども、それを争点にしては現実との矛盾をさらけ出すことになるので、憲法をいったん全部なくして、新しくつくりましょうという作戦でやってくると思います。そうすれば９条にかかわる対立、論争を避けて通れます。論議をしない民主主義はありえないのですが、結論先行政治が続くものと失望しています。ただ、かすかな希望は、文化の力です。暮らしから、スポーツ、芸術など、１９４５年を再出発点とした蓄積は、その後、戦争に巻き込まれなかった分、大きなものがあり、そういう文化的な価値の大切さは、殆どの人達が共有していると思うからです。時代の逆行に対する抑止力は文化の力だと。たとえ捻れが生じたとしても、もとの、あるべき姿に戻るエネルギーを持った捻れであるはずです。