就学前のこどもがいる家庭に、チケットを（２１年度・０～２歳児は６万、３～５歳児は３万円分を、５００円券の冊子で）交付するという区独自のものです。「子ども手当て」の実施により、すり合わせが必要とのことで、２２年度から形を変えながら存続していくようです。　さて、今までは、登録しているところなら、この券でマッサージなどを受けられていたのが、１年後からは対象外になるとのこと。なぜそういう結論になったかを知りたくて、昨日の区の説明会に、同業者の多くが出席していたと思います。区の話では、選ばれた一般区民の意見で、「マッサージなどは親本人のために使うものだから、自己負担とすべき分野の最たるもの」として対象外にすることになったらしい。　わからないのは、発表された利用状況を見ると、マッサージと、産後のフィットネスなど、母親自身のからだのケアをも含めると三割を超える実績があって、増加傾向にあります。区の思惑は、親子参加型のイベントで交流を深められるようなものが、たくさん企画開催されることを期待したようですが、こちらも三割強の利用といった具合です。そして、残りの二割程が一時保育の利用です。このように、親のニーズの高い分野を対象外として切り捨てては、応援券の意味や価値が、かなりダウンするのは誰の目にも明らかではないかと思うのです。　ただ説明会とはいえ、決まったことの報告会ですから、私が意見したところで変わるものではありません。逆に「仕事が欲しいのだろう」と言われて説得力がありません。マッサージを受けに来てくれた人たちが、引き続き応援券をマッサージに使えるように、区に声を届けてくれることがチェンジするきっかけになると思うのです。